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ふわふわ

線にならぬ点だけを描いて
帰る星さえ無くしている
コンパスの無い遊泳のような頼りない日々
半無重力の中で足を掛ける場を探して

 

風波に身を任せた軌跡は
のこの歯のように浮き沈んで
見えない糸を紡ぐのは複雑で難解と
いう事実だけはとても単純で簡単だけど

 

そっと浅く薄い円の中で
ずっと遠くに置いてきた座標を悔やんで

 

あぁ 泣き笑いして生きた日々は
溶けることの無い雪山の中
逆上がりしても戻れない
記憶の中の振り出しが霞んでいく


心の幹は回っている
スピードは時と共に増す

 

終いに向かう1°の傾きを感じる度に
細い芯でも倒れない独楽に憧れて

この行き場を失う魂が
混沌を生み出してこの身をふらつかせ

あぁ 幼な心を捨ててこのまま
今だけを着替え続けていく
芽吹いた場所すら見えぬまま
紺碧の空を仰いで浮かんでいる

ふわふわ
OH! ねぇ!
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OH! ねぇ!

声高らかに叫べ 飛べる

鮮やかに彩る 舞い踊るOH!

ねぇ 見えるかい? 聴こえるかい?

内に秘めたあったかいもの OH!

ねぇ 見て聴いて 重ねよう皆の声を

バラバラになった光の束

また集めて 一つにしてさ

離れ離れなって気付いた 引き合う磁石 僕ら

必要なんだ 君の音 君の声 君の愛(ラブ)

 

声高らかに叫べ 飛べる

鮮やかに彩る 舞い踊るOH!

ねぇ 見えるかい? 聴こえるかい?

内に秘めたあったかいもの OH!

ねぇ 見て聴いて 重ねよう皆の声を

 

うちわに書いた名前も

勢いのいいボールのような声も

恋しくて仕方なかったよ

 

会わない間 いつの間にか 絆繋いでた 僕ら

必要なんだ 君の音 君の声 君の愛(ラブ)

…に包まれて生きてく また一歩踏み出す

見えない明日(あす)に手を伸ばし

誰も敵いやしない光 眩しく

 

声高らかに叫べ 飛べる

鮮やかに彩る 舞い踊るOH!

ねぇ 見えるかい? 聴こえるかい?

内に秘めた暑い炎 OH!

ねぇ 見て聴いて! 重ねよう皆の声を

OH! ねぇ!

OH! ねぇ!

​written by mion

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ニュー・レトロ・ラブ

 

薄暗い照明

赤のソファはベロア

 

ここにいるだけで大人になれる

 

懐かしい景色と

新しい刺激で

体の中で高まった体温で戦えるよ

 

ニュー・レトロ・ラブ

 

空っぽのグラスが

白く曇るほどに

 

魅了されて虜になっている

この場所だから得る愛がある

 

現実を忘れて現存するユートピアへ

今日もおいでよ 乱れて

ミラーボールに照らされ続けよう

 

ニュー・レトロ・ラブ

 

いつかこの愛の巣が

姿を消してとして

 

既に導かれた結合は

引き離されることはない

いつまでも繋がっていよう

 

ニュー・レトロ・ラブ

ニュー・レトロ・ラブ
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御色直し

愛おしそうに林檎を持つ
あなたが届けてくれたオセロ

 

甲羅のように閉ざしたまま
うけとれなかった僕の弱さ

理解しがたいあの
絵画のような日々

清く正しく歩いていたい
春が通り過ぎないように

 

静かな講堂にて
バイオリンを奏でる

 

あなたが青く染まるように
全て綺麗に染まれるように

御色直し
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ワラエバ

悲しみの果てに到達する前に
あの遠き夢で見た丘に邁進し
上り坂でも問わずただ歩いてく
ひたすらに歩みは後退なく前進で

 

稀にでも取れない休み 溜まっていく疲労
とは言え好きなことは適当にできなくて
背後が気になれば歩みは止まるから
ここなら超えられる いつだってそう考えている

愛捨てないで 悲しい絵にも
救える位の足跡を残して
バツの悪そうな どの目にも
隠せないでいる慈しみがあり
愛も捨てれば崩れていく
胸がざわつくなら挑まないで
毎晩寝る前に笑えば
いつもと変わらぬままの希望

 

名前に囚われないで 価値あるものは
きっと目の前で既に誰かを待っている 
風光明媚な場所のみ目にする人も
見せないでいる影が二個くらいあるでしょう

 

いつまで突っ立ってんの?
立ち止まったら生きる証明も
できないからこうしてもがくしかない
自力で這い上がっていくしかない

愛捨てないで 悲しい絵にも

救える位の足跡を残して

バツの悪そうな どの目にも

隠せないでいる慈しみがあり

愛も捨てれば崩れていく

胸がざわつくなら挑まないで

毎晩寝る前に笑えば

いつもと変わらぬままの希望がある

ワラエバ
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僕が眠りについた後は

 

椅子の上、ゆっくりと揺られて
止まらない時計の針を眺める

 

憶えているはずのない揺り籠の
寝心地を、なぜだろう思い出す

 

初めて綺麗な心を取り戻せたとき
記憶を旅するストーリーが目の前始まって

 

たった一粒の涙が全ての笑顔を濡らしていく
癒えたつもりで気にもしなかった
傷跡はまだ傷んでいる

そんな悔やむことばかりが映し出されていくのは
大事なものを傷つけないよう
生きる術もわかっていたから

 

少しずつ心音が弱って
幕のように降りてくる瞼たち

 

窓から光が僕と椅子に射し込んで来て
体が少しずつ軽くなって浮かび始める

 

海の全てを巻き込んで寄せた波が返した後
砂浜に光る貝殻が静かに残されている

僕が眠りについた後も時計は止まらないから
明日からもここで生きるあなたは
せめて幸せなままでいてほしい

僕が眠りについた後は

C

All Songs Written by 邦秋

except OH! ねぇ! by mion


ふわふわ
Voice, Chorus, Manipulation: 邦秋

OH! ねぇ! feat.NAOYA

Voice, Manipulation: 邦秋
Guitar: NAOYA

ニュー・レトロ・ラブ

Voice, Manipulation: 邦秋

御色直し feat. NAOYA

Voice, Manipulation: 邦秋

Guitar: NAOYA

ワラエバ

Voice, Chorus, Manipulation: 邦秋
 

僕が眠りについた後は

Voice, Manipulation: 邦秋

Self Recorded at Dragonhead, and Shimamura Music Studio

Cover Illustration "C" by YHiRO

Photographs from Photo AC

Artists are
saz, Mikimicco, iKazuya, Kazunari777, and Dragana_Gordic

 

Special Thanks to
New Retro Club,

Maysopalette, Holsband, 7030naomio,

Rasnicheck, Riyans, 41PM, Uzume,
Yamashita Taka-kun, Shirado Shigeki,
Koto, riasu, Kuroboshi Haduki,
Long Beach Company,
Diana, Sindbad, JR Kyushu, Apple, 
The Great Artists I Respect,
All My Family and Friends

Copyright 2020 Catchy Pandemic Records.
All Rights Reserved.

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Credits
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