夢紫
哀しい記憶を包んで、紫
滑らかで柔らかい膨らみ、紫
愛しい幻覚
永久に眠れ
青雲之志
永永無窮なんて亀毛兎角、夢中説夢
人生は薤露蒿里、浮雲朝露、夢幻泡影
ほら、苦髪楽爪 今を耐えて、禍福倚伏
所詮 滄海一粟 勇往邁進して有頂天外へ
何時でも物換星移、世運隆替
好機到来後の千荊万棘
傷弓之鳥にならず百折不撓で
斉紫敗素そして捲土重来
光陰流水で烏兎匆匆な日々に訪れる紫電一閃
盤根錯節を乗り越え面壁九年、
積土成山、磨斧作針
青雲之志を持って航路を突き抜け
前程万里ではなかったとしても兎に角進んで
桃三李四だから慌てない人定勝天
三枝之礼を守って
夜郎自大な匹夫之勇や 暴虎馮河で猿猴捉月
明鏡止水かつ寛仁大度で 金剛不壊な事上磨錬
先見之明を只管磨いて荒野を切り裂け
騎虎之勢で脇目も振らず只只進んで
枉法徇私に走り始めたらすぐにでも殴って
莫逆之友よ共に
自由な火の鳥
綿よりも軽いシナリオと
彩りのない映像で
海に向かって歩く度
割れていく波を記録する
無数にそびえるアンテナに
届くことなく墜ちていく
砂の日々、風に流され遠ざかっていく
台風の目の中で立ち尽くして、独り
ひとりでも狭いこの路地で
すれ違えど、ただすり抜ける
閉じ込められているこの花は
誰も知らない間に枯れていく
空気のよう、自然に馴染んでいるわけでもなく
単に徐々に透明になるだけのヒストリー
歩き続けた先で灰になり空を舞う
その時初めて自由を得る孤独な火の鳥
ヘッドライト
傘も差さずあてなく歩いていた
真夜中、一人きり
闇の中でこの身を貫いてく
白い中央線
鍵の開いてた箱に
触れた途端 裂け始める
景色、届かない声、香りさえ何処かへ去って
今にも沈んでしまいそうな舟の
上に載せられる ただ一つの言葉は何?
未来像は今宵の月のよう雲に隠れ
時計の針が心の表面を削ぎ落として
なぜかピースがはまり過ぎる時の
先には無数の荊が地を這っている
紡ぎ上げた糸さえも瞬間に
綻んでいくから
いつの間にか雨の中にいたのは
濡れたかったのかもしれない
あの時はまだ無闇に道を選んでいたから
空が底に変わる前にもう一度戻れないかな
理想は遠ざかり
明けても終わることが許されない闇
晴れぬ視界 掻き毟る
動く二つの目の前を落ちてく
無数の光の矢
刺さる度に色が深まっていく
今は止まないで
美と刺激
深い夜まで待てば出会える綺麗な花がある
太陽のもとで見る蕾でさえ美しいのに
薄紙にくるまれても傍にいれば恍惚と
稀に得る刺激浴び 思わず疼く親指
止まないでいてお願い、燦
これ以上の悦びは知らない
露わになれたなら何も怖くないよ
沈む音さえ掬いたい、救われていたい
境目の奥 影が創り出す見せない美学
重なるその層を剥いで秘められている核にそっと
重ねる想像を抱いて決められている枠に沿った
優しい嘘で寄せて逃げて、ただ
遠回りしたまま近づかない
霞みがかる景色が意識を奪って
歪む音さえ救い、愛、報われたい
長い旅の終わりに
ねぇ 君とあの日見た夕陽のことを
いつまでも憶えているのは可笑しいかい?
遠い 遠い 日々を手繰り寄せ
相も変わらず今を生きる糧にしてる
長い旅の終わりにも 必ず明日が待っているよ
だから燃え尽きないで 立ち止まるには早過ぎる
ねぇ 君が僕を嫌いだった日々も
今ならば必要だったと思えるよ
雨が上がり 今この大地は
天高くから着地しても揺るがない
ねぇ いつかまた並んで歩かないか
長い空白の後も 言葉なんて要らなくて
ただ一度目が合えば それだけで扉が拓く
僕らの色を塗りたくろう
All Songs written, vocal, chorus, and instruments by 邦秋
Self Recorded at Ogata Studio, and Shimamura Music Studio
Cover Illustration "KUNIAKI" by YHiRO
Photographs
Artists are
Iruka wa iruka, Macb3t, hachineko, Gosaro, Salem, and G-HEAD
Special Thanks to
Apple, and
All My Family and Friends
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