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おんなじあさ

 

目覚ましが目覚めようとする前に目覚めて

手の平に並ぶ他人事 ただ見送る 伏せたままで

 

うるさい分身が焦り始めないように

重い体起こし階段を降りてから

 

鍵とドアノブ回して

扉をほんの少し開けて右腕だけ伸ばし

朝の便りを手に取り

柔らかなソファに座って

また他人事の波へ

鏡の前 知らぬ誰かの

他人事に着替える

おんなじあさ
この歌が生まれたように
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この歌が生まれたように

 

これまで抱えてきた苦しいことなかったことにして

毎日笑顔で生きていくなんてそんなのできるわけないから

無数に絡まる蔦さえ愛して全てを身に纏い

重みを増してく体でそのまま歩みを止めないで

 

約束を 果たせずに いつまでも悔やむこととか

思い切り笑えずに一人落ち込んだこととか

 

片方の靴どこかに置き忘れ

それでも振り返ることはできず

ただひたすらに前だけを進んだ

心も足も傷だらけのまま

 

朝日が昇れば事態が好転するなんて信じて

何にもしないで寝て起きるだけじゃ

世も動きようがないよね

明るい未来を描いていくため迎える闇がある

沈める時間は底が見えるまで真直ぐ堕ちてみる

 

仮面を何枚つけてもその下の顔は変わらない

鏡の前に立つ自分をいかに受け入れ、超えられるかだけ

心の居場所を視点の真ん中から少しずらして

青空から大きな景色を見てそれを探してみて

 

片時も離さずに大切にしているものがある

これだけは譲れない、頑なにそう思えるもの

 

今歩いている道を選ぶため

泣く泣く諦めた好きなことを

出来る方法なら幾らでもある

そうしてこの歌が生まれたように

 

目の前の景色をどう映すかは自分が決めている

爽やかなる青か憂鬱の青か 同じ色に別の意味を

込めなから生きていくなら心が喜ぶ方を選び

生まれてから今までのその全てを背中に抱えて

 

世界の中心に自分を置くと皆から嫌われる

でも嫌われないように生きてしまったらそれでもいつか嫌われる

見えない風を読んで目的地に向かう鳥のように

流れを掴んでその中で自分の個性輝かせ

 

その両足を引っ張り続けている消したい過去もあるだろう

いつまでも復讐に心を燃やす敵だっているだろう

それらを皆含めて今あなたはこの世界に生きている

抱えるものは増え続けれどその歩みを止めないで

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見えない愛の糸の存在を感じてしまい

ソワソワして思わず色んな術により

君を詳しく知るため探り

でも「じゃあね」とずっと接しさせぬまま

 

どうせ少しもこの時間は報われないとか

思われて仕方ないから一生出せない波動

写真で思い誤魔化し続けるのも気が滅入るし

そうしてまた永遠の無力を知る夕暮れ

 

蛇の目で未来目隠ししたり

生涯変わらないとぼやいたり

 

未練や不安すぐに消す癖

習得したい思いには沿わせず

純粋なまま抜け出せぬ僕

 

どうせ少しもこちらに振り向かないとは

砂粒の中生きてきた僕なら悟れる

邪念を熱波で吹き飛ばせない度 情緒が乱れるし

習性に忠誠に生きる日々が戸惑わせる

 

見えない愛の糸の存在を感じてしまうとは

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あの日君が生まれなけりゃ

 

急ぎ足で入り口を閉ざし我慢できずに扉開け放ち

また慌ててやり直せど 連鎖はもう止められない そして

夢にまで見た 煌めきすらも諦めてる

硬く築き上げたものさえ

崩れなくても使わねば無駄になる

 

あの日君が生まれなけりゃ

誰も不幸にはならなかった

何もかもを奪っていく

音も 色も この希望も

 

数多の人を動かすことに英知はずっと注がれてきた

それを容易く吹き飛ばして 嘲笑いながら広がって

 

「もう少し、もう少し」と

異常な日常を繰り返して

頂(を)乗り越えたら

普通が何かを忘れていた

 

もはや誰を責めるべきなのか

そんなことさえ見誤って

 

あの日君が生まれなけりゃ

誰も不幸にはならなかった

いとも容易く閉ざしていく

口もドアもこの心も

あの日君が生まれなけりゃ

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a(1nth)?

フィリア

 

静か過ぎる夜中 ふいに目覚め

抱いた胸騒ぎ 開ける扉

 

肌を切る風 戻れぬは覚悟の上

飛び出して、ひとり 目的地は知らないけど

 

思い込みなら 笑って忘れ

また日常に 戻れば良いから

止(と)めない祈り 今は予感が

振り払えるまで 走っていく

 

霧が晴れても 消せない心の靄(もや)

正気保って ひとり まだ答えは急がない

 

力が込もる鞭を握った左手の汗 乾かないまま

迷うことなく進み続ける

「その瞬間」を迎えるまで

 

 

この身を削り 行き着いたのは

見渡す限り 続く王国

その入口に構えし者と

通じ合えたのは言葉だけ

 

そこから先に進むことは

もはや意味がないと解った

それでも最後の輝きを放ち

君と再び出会う

フィリア
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Fashion Show (Destruction Disc)

All Songs written, vocal, chorus, and instruments by 邦秋

​except Guitar for Tr. 2 and 4 by NAOYA

 

Self Recorded at Ogata Studio, and Shimamura Music Studio

Cover Illustration "Fashion Show (Destruction Version)" by YHiRO

Photographs Artists are
cottonbro, BETO MIRANDA, Lutz Peter,

t_watanabe, Peter H, and Rebecca Scholz

 

Special Thanks to
a_sya

Copyright 2022 Catchy Pandemic Records.
All Rights Reserved.

Credits
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